私がハーブのある生活に憧れたのは、不眠症に苦しんでいるときでした。
仕事がとても忙しく、重要で神経を使う内容だったので、周囲の期待に応えようと頑張っているうちにのめり込みすぎて、気がついたらまいっていたのです。
最初は頭痛が、そのうちに胃痛や吐き気、そして貧血になり、眠れなくなりました。
ベニシアのハーブ便り
 その頃、ちょうど引越しをしました。庭の一角に前住んでいた人たちが畑にしていたスペースがあったので、何か植えようと思っていました。
気分転換に行った農業体験で、自然と触れあうことで心身のリズムが整ってくることがわかったからです。
ちょうどそんなとき、「ベニシアのハーブだより」という本に出合いました。
めくっていると、ハーブにはさまざまな効能があり、いろいろなことに活用できること。
例えば、リラックスさせたり、落ち込んでいる気分を活動的にしたり。面白そうだなぁというのが最初の印象でした。

 この本はハーブの育て方よりも、その活用方法が非常にたくさん紹介されています。
石鹸やシャンプーも自分で作れるなんて。

 自分でものを作ることは以前から好きでした。
そうすることで豊かさを感じ、幸せな生活になるのです。
ハーブと出会い、それを知れば知るほど面白くなっていきました。
そして、だんだんと生活のリズムが整い、眠れるようになってきたのです。